米Yahooが新たに導入するサービスを利用することで、開発者はコンテンツから地理情報タグを生成できるようになる。
この新サービス「Placemaker」は米国時間5月20日、サンノゼで開催されている「Where 2.0」カンファレンスにおいて発表された。この最新サービスは、Yahooにおいてウェブコンテンツに地理情報を付加するという取り組みの一環である。なお、同サービスの技術は既に「Fire Eagle」や「Yahoo GeoPlanet」で採用されている。
YahooのGeo Technologiesの責任者であるTyler Bell氏によると、開発者がPlacemakerサービスにサインアップし、自身のウェブページを無償でYahooにアップロードすると、同サービスがそれらのページ内から地理関連情報を抽出し、タグを生成するという。このため、新聞記事やステータスアップデート、一般ウェブページに地理情報タグを付加することで、地元読者により親しみのあるコンテンツが作成できるようになるという。
例えば、地元のエリアを対象としたい広告主は最寄りのDesignated Market Area(Nielsen Media Researchが定めている市場エリア)を選択せざるを得ないことがしばしばであり、こういったエリアは(サンフランシスコの大都市圏である)Bay Areaのように広範囲にわたってしまっていることがほとんどなのである。しかし例えば、Yahooの本社があるSunnyvaleに関する記事は、CNETの本社があるサンフランシスコの北40マイルの地域に住んでいる住民にとって興味があるものとは限らないのである。
サービスは21日には提供が開始される予定。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ
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