Googleの書籍検索訴訟の和解案に関して、米司法省と同社の間で話し合いが持たれたことが先日報じられたが、今度は、複数の州の司法長官がこの件に関してさまざまな選択肢を検討していると報じられている。
Reutersが米国時間5月8日に報じたところによると、複数の州の司法長官が5日に電話会議を開き、Googleに対し著作権で保護されているものの絶版となっている膨大な数の書籍をデジタル化することを認める和解について、話し合ったという。この和解に関しては、和解からの除外を求める場合、著者側がそれを申し出なければならないことや、実質的にGoogleが対象となる書籍のデジタル権利をコントロールできるようにしていることなどの懸念がある。報道によれば、米司法省はこうした懸念を受けて、和解内容の詳細な調査に乗り出したという。
Reutersの報道によると、これらの州司法長官が近いうちに何らかの行動を起こそうと考えている兆候はないという。彼らはそれよりも、米司法省の調査によって何が起きるかを見極め、その結果に応じて対策を講じる可能性が高い。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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