インターネット最大のビデオサイトであるYouTubeは米国時間4月16日、Sony Pictures、CBS(CNET Newsの親会社)、Metro-Goldwyn-Mayer、Lionsgate、Starz、およびBBCを含む多くのエンターテインメイント会社と契約し、多数のTV番組や映画を獲得したと発表した。新しいコンテンツは米国内でのみ利用できる。
また、YouTube幹部は電話会見において、同サービスのウェブサイトの一部でデザインを変え、プロフェッショナルが制作したコンテンツ専用のエリアを作成すると語った。サイトのフロントドアには2つのタブが新たに設けられることになる。
「『Shows』タブを使うと、ジャンル、ネットワーク、タイトル、および人気別で番組を選べる」とYouTubeは声明で述べた。「『Subscriptions』タブでは、ログインしたユーザーは、好みの制作者の新しいコンテンツにワンクリックでアクセスできる」とも語っている。
現時点で最も重要なパートナーは、ハリウッド最大の映画スタジオの1つであるSony Picturesだ。Sony Picturesは、ノーカットの長編映画とTV番組をYouTubeに提供することに合意した。これらのTV番組には、「奥様は魔女」や「チャーリーズエンジェル」、映画には「Blue Lagoon」「ルームメイト」「ボディ・ターゲット」などがある。米CNETは4月に入って、両社が長編映画の配信で交渉中であることを報道していた。
Sony Pictures関係者はコメントを拒んでいる。
Sony PicturesからYouTubeに配信される映画は、少なくとも最初のうちは数が少ないと思われる。YouTubeは、Sony Picturesの専用ビデオサイトであるCrackleからのビデオプレーヤーを使用した配信に合意している。Sony Picturesは映画のすべての広告を制御し、Crackleはトラフィックへのクレジットも得ることになる。
また、YouTubeは、テスト版「Google TV Ads Online」のローンチも発表した。これにより、広告主は、オンラインで配信されるTV番組に広告を挿入できるようになる。広告を挿入するためには、広告主はまず、希望する番組を落札する必要がある。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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