4月12日、オープンソースのブログソフトウェア「WordPress」のユーザーイベントである「WordCamp Tokyo 2009」が開催された。WordPress創設者のMatt Mullenweg氏が初来日し、基調講演に立った。
Matt氏によれば、WordPress.comは全世界で1カ月のユニークビジター数が2億4205万2536人いるという。オープンソースコミュニティの参加者がプラグインの開発に加わり、公開されているWordPress用プラグインの数は4245個にものぼる。
WordPressは日本でもユーザー数を伸ばしている。WordPress.comへの日本からのビジターは1万7897人しかいないものの、インストール型の日本版WordPressは1日平均916件のダウンロードがあるという。
Matt氏は、WordPressが支持される理由について、その自由度の高さを強調した。ソフトウェアを使う目的も、自分のニーズに合わせてソフトウェアを改変するのも、友人などとソフトを共有するのも、すべてが自由だと述べた。
WordPressは豊富なテーマを使用すれば、ブログをさまざまな外観に変えることができる。そのしたテーマのなかで、Matt氏が「next big thing」と呼び、期待を寄せているものがある。それがTwitterのようなマイクロブログ機能を付加するテーマ「P2」だ。
P2は3月にコンセプトが公開され、4月14日にVersion1.0.1がリリースされた。Twitterにインスピレーションを得ており、グループ単位で短いメッセージをアップデートする機能を持っている。P2をインストールしたデモサイトはこちら。
P2はブログのように管理画面にログインしなくても、ページ上部にあるフォームからメッセージとタグを投稿できる。編集やコメントもインラインで行える。リアルタイムな更新通知機能も備えた。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス