Steve Jobs氏は病に伏しているかもしれないが、決して不在にしているわけではない。Wall Street Journal(WSJ)が米国時間4月11日に報じた。
Appleの最高経営責任者(CEO)であるSteve Jobs氏は、1月から医療休暇に入っている。しかし、情報筋がWSJに語ったところによると、Jobs氏は自宅から同社の重要な部分に携わっているという。
同筋はWSJに対し、同氏は例えば、iPhone OSの最新版でユーザーインターフェースに関わり、製品のレビューを続け、今後のプロジェクトに取り組んでいく予定だと語った。Jobs氏は2009年になってから公の場に姿を現していない。
Jobs氏が復帰する予定の6月末まで、同社最高執行責任者(COO)であるTim Cook氏が代理で経営を仕切っている。
Jobs氏が医療休暇に入るのとほぼ同時期に、前々からやせてきたJobs氏の体重減が顕著なってきた原因について、憶測が飛び交い始めた。Jobs氏は、5年前にすい臓がんの治療を受けている。同氏の現在の休暇理由は依然として不明である。
Jobs氏は当初、体重減をホルモンバランスの不均衡が原因であるとしていたが、その後すぐに、状況は同氏が考えていたよりも複雑で、6カ月の休暇を取ることを明らかにした。
Appleは、Jobs氏の不在による日々の同社への影響についてコメントしなかった。Appleのワールドワイド製品マーケティング担当シニアバイスプレジデントであるPhil Schiller氏は、「われわれは、日々できることにだた取り組んでいくつもりだ」とWSJに述べた。
Jobs氏はWSJへのコメントに応じなかった。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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