Google Mapsの「Street View」はこれまで、Googleの車載カメラが撮影した画像を利用してきた。同社はこのたび、一般の人が撮影した写真をあわせて利用し始めた。
Googleが2007年に買収したPanoramioのサービスを使用することで、ユーザーはジオタグの付いた写真を地図に表示し、共有することが可能になる。Panoramioの写真はすでに、Google EarthやGoogle Mapsで使われてきたが、よりパーソナルなStreet Viewでも利用が可能になったと、GoogleのプログラマーFrederik Schaffalitzky氏はブログ投稿で述べている。
Street Viewで利用者の写真をチェックできることのメリットとして、より解像度の高い画像や、1日のうちの違う時間帯に撮影された写真を確認できることが挙げられる。違う時間帯に撮影された写真は、Googleの車載カメラによる撮影画像が逆光でよく見えないときなどに便利である。
もちろん、被写体となった人間が鮮明に表示されたりするなど、Street Viewにまつわるプライバシーの問題もある。
Panoramioイメージを表示可能なビューでは、「user photos」というアイコンが、Street Viewの右上の角に表示される。これをクリックすると、地域の写真がサムネイルとして表示され、その中から自分の見たい画像をクリックする。上部には、撮影者が追加した画像が見られる、Panoramioページへのリンクが表示される。
Panoramioの画像がすべてStreet Viewに含まれるわけではない。Panoramioに提供されたジオタグ付きの写真は、「どこかの時点でGoogleのイメージ・マッチング・アルゴリズムで解析され、Street Viewのロケーションにふさわしいかをチェックする」とSchaffalitzky氏は述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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