Encyclopedia Britannica社長のJorge Cauz氏はSydney Morning Heraldのインタビューで、同社百科事典のオンライン版であるBritannica.comへのユーザーによる編集や書き込みを間もなく可能にすると述べた。このシステムはまだ公開されていないが、Sydney Morning Heraldによると、近日中に公開される予定だという。
登録ユーザーは、Wikipediaにように、訂正を加えたり、全く新規の項目を百科事典のページに追加することができるようになる。しかし、大きな違いは、Britannica.comの編集および承認システムが、ヘビーユーザーの代わりに同社の編集者や契約スタッフによって管理されることである。Sydney Morning Heraldによると、Cauz氏はこれらの編集に対する(更新の)回転率を20分と見込んでいるという。しかし、同社が予想できないほどの編集情報が一挙に押し寄せた場合、これに要する時間は大幅に伸びる可能性がある。
Cauz氏はまた、この変更の大きな理由は、Britannicaの検索エンジン最適化(SEO)を改善すること、Googleを始めとする検索エンジンにおけるWikipediaの支配に風穴を開けることでもあるとSydney Morning Heraldに対して述べている。これらの編集は書籍版にも反映される予定で、30巻以上にもなる同社百科事典のセットを購入する人々も恩恵を受けることになる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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