ソニーは1月20日、「デジタルサイネージアドバタイジング(広告配信)サービス」をスーパーマーケットチェーン「いなげや」の首都圏30店舗に導入すると発表した。20V型、26V型、32V型のディスプレイを254台設置し、3月から専用チャンネル「ミルとくチャンネル」の配信を開始する。
いなげやへの導入は、同社の花小金井駅前店における約2カ月間の実証実験を経て本格導入に至った。実験対象とした商品のうち、ある調味料では売上数量が3倍になるなど、デジタルサイネージによる売上げ効果が実証されたという。
デジタルサイネージアドバタイジングは、売り場に近い広告メディア(インストアメディア)として、商品やサービスの付加価値情報を提供することにより、販売促進につながるサービスとして注目を浴びているという。
ミルとくチャンネルはソニーが展開する専用チャンネルで、広告や店舗、特売、イベントなどの販促情報の配信に加え、NHKエデュケーショナルの「みんなのきょうの料理」などの雑誌やインターネットなど、他媒体とタイアップを強化し、豊富なコンテンツを提供するとしている。
今回の導入は、2008年6月のスーパーマーケットチェーン「Olympic」食品部門への導入に続く第2弾となり、ミルとくチャンネルを配信するディスプレイは全国で約400台となる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」