「ジャパネットおかま」で得たデータを複製し海賊版販売した男性らが逮捕

 青森県警生活環境課、青森署、岩手県警生活環境課、岩手署、北海道警生活経済課、岩見沢署の合同捜査本部は1月15日までに、Yahoo!オークションや自らが開設したウェブサイトを通じ、権利者に無断で複製したビジネスソフトを販売していた3名を逮捕した。社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)が明らかにしたもの。

 著作権法違反容疑で逮捕されたのは、大阪府守口市の無職男性A(37歳)、和歌山市の無職男性B(28歳)、大阪府東大阪市の派遣社員男性C(34歳)の3名。Aは、2008年6月5日に山形県警村山署などに逮捕された「ジャパネットおかま」という名称の海賊版販売サイトを運営していた男性らの知人であり、サイトを次々に変えるといった海賊版販売のノウハウやマスターソフトの提供などを受けていた。

 AはBと共謀の上、2007年9月12日頃から12月11日頃までの間、Adobe Systemsが著作権を持つ「Adobe Premiere Pro 日本語版」、Autodeskが著作権を持つ「AutoCAD 2008」をそれぞれ権利者に無断で複製し、CD-Rなど2枚を、北海道恵庭市の男性を含む2人に対して、計3000円で販売していた。

 さらにAはCと共謀の上、2008年5月26日頃から5月28日頃までの間、ジャストシステムが著作権を持つ「一太郎2008」、Microsoftが著作権を持つ「Microsoft Windows Vista Ultimate」をそれぞれ権利者に無断で複製し、CD-Rなど2枚を青森市の女性に対して計2800円で販売していた。

 Aは、村山署に逮捕された男性らの裁判を傍聴していたことも供述しており、海賊版販売の違法性を認識しながらも販売を続けていた模様だ。ジャパネットおかまで入手したデータを元にした海賊版販売の刑事摘発は3件目となる。

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