Project PlaylistはSonyBMGと提携し、SonyBMGの音楽カタログを自社音楽ストリーミングサービスで提供することを発表した。Project Playlistは先日、元Facebook幹部のOwen Van Natta氏を最高経営責任者(CEO)に起用したが、著作権問題により、MySpaceがProject Playlistのウィジェットを禁止するなどのトラブルが発生していた。今回の合意は同サービスにとって、初のメジャーレーベルとの提携となる。
Project Playlistは現在、メンバーがアップデートしたコンテンツが著作権を侵害しているとして、Warner Music、EMI、Universal Music Group、そして全米レコード協会(RIAA)に提訴されている。業界では以前から、Project Playlistが同様のサービスImeemと合併する、といううわさもある。Imeemはメジャーレーベル全社と合意を結んでいる。
2008年4月、Sony BMGは他のメジャーレーベルとは異なり、Project Playlistに対して訴訟を起こすのではなく、話し合いを進めているといううわさが浮上していた。8カ月が経過した現在、この話し合いが実を結んだことになる。
Project Playlistの創設者Jeremy Riney氏は声明で、「Project Playlistは自社サービスで利用できるコンテンツの品質とアクセスを改善し、ユーザーエクスペリエンスを強化することに取り組んでいる。この取り組みにおいて、Sony BMGとのコラボレーションは重要なマイルストーンとなる」と述べている。「近いうちに、ユーザーが望むさらに多くの音楽に、ユーザーが望む方法でアクセスできるようになると期待している」とRiney氏は続けている。
現在、さまざまなソーシャル音楽サービスが提供されているが、Project Playlistは急成長している。ComScoreの集計したトラフィックでは、同サービスのユーザーベースは4000万人と報告されている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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