Googleが先週、「iPhone」向けモバイル検索アプリケーションのバージョン2をローンチする計画であると発表した際、メディアはこれを大きく騒ぎ立てた。これには、音声認識技術を利用した検索機能が追加されていて、キー入力が不要となるからだ。しかし、問題は、この新版がいまだに姿を現さないことである。
筆者の同僚であるJosh Lowensohnは米国時間11月13日にこの新アプリケーションについて報じ、14日午後には、まだAppleの「App Store」で提供されていないことをアップデートで伝えた。そして、15日午後時点でも、同アプリケーションは依然として行方不明のままだった。App Storeで検索すると、旧版の「Google Mobile App」だけが現れる。
New York Times紙は、Googleはこの無償のアプリケーションを「14日早々にも」、iTunes Storeでリリースする計画だと報じていた。Google Mobile Appのアップデートとなる同アプリケーションでは、ユーザーが音声でiPhoneに質問し、その質問結果が画面に表示されるようになる。
リリースが遅れている原因の1つとして、AppleのApp Storeの承認プロセスに時間がかかっている可能性がある。このプロセスには、数日から数カ月がかかることもある。実際、iPhone向け「Google Earth」は、リリースからApp Storeに登場するまで数日がかかっている。また、Buzzdの最高経営責任者(CEO)であるNihal Mehta氏は、自社アプリケーションを申請してからApp Storeに登場するまで3カ月を要したと述べている。このように、サードパーティ開発者にしてみると、自分たちのiPhone向けアプリケーションがいつ提供されるのかを決定することは難しいといえそうだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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