米国時間11月3日、「Minefield」のテスターに向けて、Firefoxの重要な機能がリリースされた。Minefieldは、「Firefox」ブラウザ向けの革新的機能を(リリース前に試す)テスト版と位置づけられるアプリケーション。このたびリリースされたのは「Private Browsing」機能で、一部のコミュニティーでは「ポルノモード」と呼ばれている。この機能をオンにすると、蓄積されたウェブ閲覧履歴、ユーザー名、パスワード、検索、クッキーがウィンドウを閉じると同時に破棄される。
プライバシーモードのおかげで、ユーザーはブラウジング時の嗜好を他人に隠すことが可能になるのである。
もっとも、同様の機能はApple、Microsoft、Google製のブラウザにも見られる。他社製のブラウザと同様、プライバシーモードは、ブラウジング中の好きなタイミングに起動できるが、同モードを利用するために新しいウィンドウを開いたら、それまで使っていたウィンドウ(やタブ)を閉じなければならない。また、プライバシーモードのウィンドウを閉じた後は、元のブラウジングセッションが開かれる。すべてのセッションをプライバシーモードでスタートするように設定することも可能で、これは公共の場所に設置されたPCでは重宝すると見られる。
この機能はしばらく前からFirefoxのロードマップに記載されていた(Mozillaのバグトラッカーを見ると、2004年中旬から記載がある)。だがこの間に、「Stealther」をはじめとする拡張機能を利用することで、同じ機能を利用することが可能になっていた。
プライバシーモードは、プライバシーの強化とパフォーマンスの調整、ビルトインのタグシステム改善に力を入れた「Firefox 3.1」で正式にお目見えする見込みだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス