有名ポップカルチャーブランドMTVが新しく立ち上げたミュージックビデオサイト MTVMusic.com。同サイトについて、気難しいデジタルメディア関連のマスコミから聞かれた唯一の不満は、「なぜ、何年も前にできなかったのか」ということだけだったようだ。
もちろん、ライセンス上の問題があったのは分かっている。特に、何年も埋もれた存在となっていた80年代ビデオについて、そうだったことは。また、製品立ち上げが時期尚早となっては、マスコミの評判も悪くなり、「これは良い」というMTV Musicがこれまでに得たと思われる評価とは逆のものとなる可能性があった。
もちろん問題は、ビデオのほとんどがYouTubeで既に見ることができ、ユーザーがブラウジング上の習慣を変えてまでMTV Musicにビデオを今更見に来るかが不明瞭という点だ。
Viacom傘下のMTV Networksは、同社Flux技術を使ってコミュニティー機能を構築しているため、ビデオへのコメントおよび評価付け、Facebook、MySpace、ブログなどでのビデオ共有がメンバーなら可能だ。
MTVの楽曲販売パートナーであるRhapsodyに関する広告が若干見られるが、実際に「この曲を購入」というリンクがビデオに付いているのは目にしていない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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