Microsoftは2008年夏のE3で、Xbox LIVEのサービスの1つとして「Xbox LIVE Primetime」という名称のチャネルをまもなく公開すると発表した。このゲームチャネルは、まもなく公開予定の「New Xbox Experience」を使って、プレーヤーが他のプレーヤーたちと番組に参加できるゲームシリーズになるはずだった。
しかし、Forbesが伝えたところによると、Microsoftは技術的な理由でNew Xbox Experienceの1要素であるXbox LIVE Primetimeの公開を2009年春まで延期することに決定したという。
Forbesには「MicrosoftのグループマーケティングマネージャーであるAaron Greenberg氏は、Microsoftが依然としてPrimetimeの構想に力を注ぎ、取り組みを続けていると述べている。正直なところ、ワシントン州レドモンドの開発チームは最終的にこの遅れを前向きにとらえているのではないだろうか。少なくとも、MicrosoftはPrimetimeに磨きをかける時間をより多く確保できるのだから」と書かれている。
とはいえ、当初の計画では、Xbox LIVE Primetimeの提供はNew Xbox Experienceにとって不可欠な位置づけだったはずである。New Xbox Experienceの公開は11月19日が予定されている。E3での当初の約束を守れなかったMicrosoftは、少し慎重にならなければならないと思われる。
New Xbox Experienceには、アバターシステム、オンラインゲームパーティー、パーティーチャネルなど、注目すべきオンライン機能が盛り込まれている。
Microsoftはこの件に関し、声明を出した。
われわれはNew Xbox Experienceに非常に野心的に取り組んでいる。これは長い期間をかけて成長するプラットフォームである。ユーザーとその友人、家族にとって新しく、わくわくするような機能も加わる。ナビゲーションの容易なインターフェース、アーケードゲームの膨大なカタログへのアクセスなど、画期的なエクスペリエンスを11月から提供開始する。またこれらのエクスペリエンスの一部として、「Netflix」を通じた1万2000本の映画やテレビ番組配信が加わり、Xbox 360は、HD画質や標準画質の映画やテレビ番組が3万本以上そろったライブラリを提供できることになる。これらのエクスペリエンスを基盤とするPrimetimeは2009年の春に登場する。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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