Twitter幹部であるJack Dorsey氏、Biz Stone氏、Alex Payne氏はサンフランシスコのCNET本社で開かれたBearHug Campに登場し、「track」機能の復活時期など今後のサービスに関して質問を受けた。最高経営責任者(CEO)のDorsey氏はSummizeの買収とバックエンドの改良によりtrack機能を復活しやすくなったとしたが、具体的な時期については述べなかった。
同社の従業員数は現在24人、先ごろ1500万ドルの資金を調達している。Dorsey氏は、現在新しい機能を慎重に導入しているところであり、これが満足できる形で機能するまでトラックの復活はないと語った。共同創業者のStone氏は、「われわれは今、スケーリングに関して絶好の位置に立とうとしている。これでこのうねりの前に出られる」と述べた。
RSSの先駆者であるDave Winer氏らBearHug Campに参加した開発者たちは、Twitter交換からすべてのフィードを取得すること(データを取得するためのパイプ)について尋ねた。これにより、TwitterのデータとAPIを使ってアプリケーションを作ることができるからだ。BearHug CampのモデレーターであるSteve Gillmor氏は、「歴史的重大局面においてこの機能へのアクセスが認められるかどうかという問題だ」と述べた。Twitter幹部らははじめ、具体的な回答は避けたが、Dorsey氏は「どのようなドアも閉じるつもりはない。むしろ開くように努めている」と述べた。
Stone氏は、API開発チームに新たに開発者を2人増員したと付け加えた。TwitterでAPI開発を率いるPayne氏は、Twitterの全データフローへのアクセスを開発者に提供することに関する問題には、ビジネス面とユーザー面があると語った。「このパイプに関する適切な条件を設定しようとしている。それは必ずしも金銭的な問題ではない」(Payne氏)
同氏は、Twitter上のアップデートが利用者の承諾なしにサードパーティーのサイト上に広告付きで現れる例など、利用者に不快感を与えるような方法でTwitterフィードを利用する開発者の例を挙げた。Payne氏によると、Twitterは現在、弁護士と条項を詰めているところだという。完全なフィードを必要とする開発者のために、「われわれは適切な方法でフィードを提供可能にするために、取り決めを完成させなければならない」と述べた。Twitterのビジネスモデルについては基本的に、どのようにして十分なデータを提供し、ベンチャーキャピタリストの満足を保つために収入を生み出だすかである。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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