このところ、ブラウザ市場ではたくさんの動きがある。Googleは「Google Chrome」を発表したばかりだし、「Firefox 3.1」も数カ月以内に登場する予定だ。Appleは「Safari」が「Windows」の世界に広まることを願い、その一方で、Microsoftは「Internet Explorer 8」(IE8)のベータ2版を売り込んでいる。
しかし、非常に多くのインターネットユーザーが今なお「Internet Explorer 6」(IE6)を使っている。2001年に発表されたこのブラウザ向けに、Googleが「Gmail」の新しいバージョンをリリースしたのは、このためだろう。
GoogleのエンジニアであるJon Perlow氏は米国時間9月5日、GoogleのGmailブログで、今回のアップデートにより、IE6ユーザーはメッセージのカラーラベル、「Gmail Labs」機能、「AOL Instant Messenger」との統合、インスタントメッセンジャー(IM)の不可視モードを利用できるようになると述べた。このアップグレードにより、IE6ユーザーはFirefox 3、IE7、Safari 3のユーザーと同じ機能を利用できるようになる。
このほかにもGoogleは、IE6でJavaScriptプログラムを実行したときのメモリ関連のパフォーマンスの問題を含む複数の問題に関して、MicrosoftのIEのエンジニアと協力し、IE6ユーザーにとって問題の原因となっていたユーザーインターフェース機能の一部を取り除いた述べた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス