Microsoftが「Internet Explorer 8(IE8)」のBeta 2をリリースしてから1日が経過し、CNET Newsには同バージョンのインストールや、非対応サイトやサービスについて読者からの警告が寄せられている。ベータソフトウェアにはありがちなことだが、今回はMicrosoft自身のサービスにも問題が見つかっているようだ。
Microsoftもこれらの問題の一部を認めている。米国時間8月27日付けのブログでは、IEの開発者たちが、Windows XP Service Pack 3(SP3)にIE8をインストールした場合、Service Packをアンインストールしない限り、ブラウザをIE7にダウングレードできないという問題について説明している。確かに、32ビット版か64ビット版かも含め、Windowsのバージョンにより、ブラウザのインストールや削除にはいくつかのステップを踏まなければならない。たとえばWindows Vistaを使用している場合、IE8 Beta 2を入れる前にSP1を適用する必要がある。
IE8のBeta 2で明らかになった問題はサポート技術情報949787で確認できる。ここには「ClearType」や「Windows Live Mail」「Hotmail」における問題や、検索を利用したときに発生するさまざまな問題が報告されている。
ユーザーから報告された問題のうち最も厄介なのが「Windows Live Meeting 2007」に関連するものだろう。CNET Newsでは、ウェブベース版とクライアントダウンロード版の双方とも、IE8 Beta 2に対応していないことを確認した。またIE8 Beta 2が備える互換性対応機能を使っても、この問題は解決できない。
このほかにもユーザーからは、Netflixのオンラインストリーミングサービス「Watch Now」へのアクセス時に問題が発生するという報告が寄せられている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」