インターネットイニシアティブ(IIJ)は7月23日、デジタルテレビ向けの動画配信用サーバソフトウェアを独自開発し、アクトビラが運営するデジタルテレビ向けネットサービス「アクトビラ」の高画質コンテンツ配信プラットフォームで、8月から稼動を開始させると発表した。
アクトビラは、ブロードバンド回線を通して、ストリーミング映像配信サービス「アクトビラ ビデオ」および「アクトビラ ビデオ・フル」をはじめ、静止画、文字情報などを、アクトビラ対応のデジタルテレビ向けに提供するポータルサイト。
IIJはアクトビラのサービス開始以降、高画質コンテンツ配信プラットフォームを提供しており、これまでプラットフォームのサーバソフトウェアに他のベンダーの製品を利用していた。今後は独自開発のサーバにより、1、2年でコストを75%以上削減することが可能になるとしている。
また、プラットフォームのネットワークと配信サーバの運用から配信用ソフトウェアの開発まで、一貫したサポートを提供することが可能になるため、障害時の復旧時間の短縮など、配信インフラの運用、保守レベルが向上するという。
IIJでは、今回開発した動画配信用サーバソフトウェアを、アクトビラで今後提供する予定のダウンロード配信サービスにも対応させるほか、法人顧客への提供なども検討するとしている。
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