Adobe Systemsが「Adobe Media Player」を刷新する。新しいインターフェースが搭載され、ユーザーはSony Picturesの映画を視聴できるようになる。
米国時間7月22日午後に出荷される予定の最新バージョン1.1のアップデートにより、これまでよりも多くのビデオが提供される。AdobeのMedia Player担当シニアプロダクトマネージャーであるAshley Still氏は、「これまでよりも多くのコンテンツがトップに表示される」と述べている。
Still氏によれば、Sonyとの新たな提携により、ユーザーは、Adobe Media Playerを使って、「ザ・エージェント(原題:Jerry Maguire)」「メン・イン・ブラック(原題:Men in Black)」などの映画をノーカットで視聴できるようになる。合わせて約600本の映画、2万5000本の番組が提供され、ユーザーは、さまざまなコンテンツのカテゴリを見て、お気に入りを選んだり、RSSで自身のビデオフィードを登録したりすることができると、Still氏は述べている。
また、すでにAdobeと提携しコンテンツを提供しているCBSからは、新たに「ビバリーヒルズ高校白書/青春白書(原題:Beverly Hills 90210)」「48 Hours」「ラブ・ボート(原題:The Love Boat)」のノーカット版が配信される。ちなみに、CNET NewsはCBSの1事業部門であるCBS Interactiveによって運営されている。
Still氏によれば、コンテンツプロバイダーはAdobe Media Playerを無料で利用し、Epicuriousの番組の場合と同様、ストリーミング配信でのみ提供するか、ユーザーのハードドライブに保存できるようにするかをコントロールできる。また、コンテンツプロバイダーは、広告をコンテンツの周りのフレームまたはコンテンツに入れて表示でき、テクノロジを使って、飛ばすことができない広告を埋め込むことができる。
Adobeは、割合は公表されていないが、広告収入の一部を受け取る。
コンテンツはFLVと呼ばれるFlashビデオフォーマット、H.264のいずれかでエンコードできる。Adobe Media Playerには、ソフトウェアを「Windows」「Mac OS X」「Linux」コンピュータで実行できるプログラミングファウンデーションである「Adobe Integrated Runtime(AIR)」が使われているが、Adobeによれば、Adobe Media PlayerはWindows、Mac OS Xのみに対応している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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