ブログ用プラットフォーム「WordPress」の最新版「WordPress 2.6」が米国時間7月15日にリリースされた。3月末にリリースされた2.5版以来のメジャーリリースで、バグ、セキュリティフィックスに加え、多くの新機能が追加されている。
新機能の中でも最も便利なのが、オフラインでもウェブアプリケーションの利用を可能にするプラットフォームGoogle Gearsへの対応だ。ブロガーは、7月に入ってからWordPress.comに導入されたのと同じ方法でGoogle Gearsを利用できる。画面右上の「Turbo」ボタンをクリックしてGearsをインストールすると、ブログ上のファイルやスクリプトの一部をGearsのキャッシュメモリにダウンロードできるようになる。これにより接続状態が悪い場合でも素早くページをロードできる。
さらに2.6版に新たに導入されたのはリビジョン機能だ。この機能は、以前に投稿した古いブログ投稿に戻って、新しい投稿と入れ替えたり、過去の変更履歴を見直すことができるというもの。この機能は、作者が複数存在するブログの管理には特に有用だ。作者ごとに投稿の色分けが出来るため、ブログ作成チームのどのメンバーがどのような変更を行ったかを追跡できる。
また、組み込みのテーマプレビュー機能も追加された。この機能により、ユーザーは、選択したテーマを使った自分のブログのライブプレビューを閲覧できる。従来は、既存のコンテンツやウィジェットが現在使用中のテーマでどのように見えるかしか確認できなかった。
また、ブログ文化の変化の一環として、新たに「Press This」機能が追加された。これは単純に言えば、閲覧中のほかのサイトやページ上のコンテンツを自分のWordPressブログに直接投稿するためのブックマークだ。Facebook、がFriendFeed、Tumblrにも同様のブックマーク機能がある。これらを利用することにより、たとえコンテンツ作成者が、コンテンツページにShareThisなどの共有ツールを導入していなくても、そのページ上のコンテンツを容易に自分のブログに掲載できる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス