Flickrは米国時間7月8日、Getty Imagesと提携した。これにより、Flickrのユーザーは写真で収入を得ることができるようになるかもしれない。
FlickrはYahoo傘下のフォトホスティングコミュニティだが、提携により、GettyはサイトからFlickrのメンバーに直接接触し、Flickrの名前を付けた特別なGettyコレクションで写真を公開したいかどうか尋ねることができるようになる。
Gettyの特別ギャラリーで写真を取り上げてほしいと考えているFlickrのメンバーは、連絡を待つだけでよい。一方、GettyとFlickrは、写真家を目指す人たちにはGettyが所有するiStockphotoに写真を投稿するよう奨励している。
新たなコレクションに加えられたFlickrの写真には、Gettyからマイクロストックライセンスを購入するかどうか選択するための特別なボタンが用意される。ボタンをクリックすると、サイズを選べるページに移動し、その場で支払い方法を選択できる。
報酬を受け取り、写真の使用を許可するには、Flickrのメンバーは、その写真家が写真の所有者であり、必要なモデルリリース、オリジナルを持つと定めた、Getty Imagesの寄稿者契約を結ぶ必要がある。また、契約書には、サイズ、商業目的での利用に応じて、さまざまな料金が記載されている。
まだ発表されていないが、料金はGettyの標準的な料金に沿ったものになるだろう。提携契約の一環として、Yahooは売り上げの一部を受け取ることになるが、具体的な受取額については両社とも公表していない。
今回の動きは、現在、写真印刷などのサービスを提供しているパートナーの利用以外のサイトでの商取引を許可していないFlickrにとっては特別なものだ。1分間に平均で数千件のユーザーアップロードを誇るコレクションの多さを活用するためだけだとしても、Flickrはいつかこのようなシステムを実現するだろうと、かねてから予想されていた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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