動画コミュニティサービス「ニコニコ動画」において、社団法人日本映像ソフト協会などの会員が持つ著作権を侵害した動画が削除された。権利者団体の要請に基づくもので、MADと呼ばれる二次創作作品も含まれる。
これはニコニコ動画を運営するニワンゴの親会社、ドワンゴが7月2日に明らかにしたもの。
ドワンゴによれば、ニワンゴは、有限責任中間法人日本動画協会(AJA)、社団法人日本映像ソフト協会(JVA)、社団法人日本映画製作者連盟(MPPA)の3団体と、各団体の会員の著作権を侵害している動画への対応について協議してきたという。
3団体に対してニワンゴは、ニコニコ動画内にすでに投稿されている著作権侵害動画について、MAD動画を含めて削除すること、新規に投稿された動画について監視し、MAD動画を含む著作権侵害動画を速やかに削除することを申し入れ、受領されたという。
なお、AJAはアニメーション製作会社を中心とする団体で、ゴンゾやサンライズ、スタジオジブリなど正会員34社、準会員22社が所属する。JVAは映像ソフトに関する調査や研究のほか、倫理基準の策定などを手がける団体。ウォルト・ディズニー・ジャパンや角川書店、ソニー・ピクチャーズエンタテインメントなど35社が所属する。MPPAは映画製作者の団体で、松竹、東宝、東映、角川映画の4社からなる。
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