われわれはこれまで、YouTubeやFacebook上で行われる大統領候補討論会がすべてだと考えていた。
しかし、今、新たな形式の討論が展開されている。それは、Personal Democracy Forum(PDF)が主催するTwitter上での選挙運動だ。このイベントは米国時間6月20日に始まり、少なくとも、PDFの年次会議が閉幕する米国時間6月24日の晩まで続くと見られる。
この討論は、Time誌のブロガーAnna Marie Cox氏がモデレーターを務め、主にハイテクや政府について議論されている。McCain氏の選挙運動の代表は、共和党全国委員会(RNC)のオンライン通信担当ディレクター、Liz Mair氏が務め、一方のObama氏陣営の代表は、ジョージタウン大学教授のMike Nelson氏が務めている。Nelson氏は、Clinton政権時代にGore副大統領の下でハイテク政策問題に携わった。
今回のTwitterを使った討論会は、有権者を選挙運動に引き込むためのハイテクの新たな利用法として興味深い。もっとも有権者が大量の投稿をかき分けて読まなければならない。Twitter上の1つ1つの投稿は簡潔だが(Twitterでは、各ユーザーが投稿できる文字数を140字に制限している)、すでにコメントは飽和状態だ。また、このイベントが原因で、ハイテクおたくの間で絶大な人気を誇るTwitterにトラフィックが集中し、同サイトがクラッシュしないことをひたすら祈るほかない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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