世界制覇への道は大ざっぱに丸めた数字で固められていく。とりわけ、50億などという大きな到達点ではそう言っていい。
Appleは米国時間6月19日、「iTunes Store」での購入楽曲ダウンロード数がこの数字に達したことを明らかにした(実際のところ同社の公式な発表では「50億以上」と書かれている)。
もちろんこれは驚くようなことではない。かなり以前から、iTunes Storeのおかげでその他の音楽ダウンロードサイトは影が薄くなっている。競合他社もいろいろと攻勢をかけてきたが、Eコマース大手のAmazon.comでさえ苦戦を強いられている。米調査会社NPD Groupによると、サービス開始から9カ月経った第2位のデジタル音楽ストア「AmazonMP3」の楽曲販売も、iTunesの10分の1にすぎないという。
Appleは2008年に入りWal-mart Storeを抜き去り、米国における音楽小売りの最大手となった。またiTunes運営によってしっかり収益を確保しているようだ。多くの政治家がデジタルダウンロードに課税する道を探っているのも不思議ではない。
加えてAppleは同日、iTunesユーザーが1日あたり5万本以上の映画を購入したりレンタルしたりしていることも明らかにしている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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