4大レコード会社の1社であるSony BMGは、携帯電話を通してコミュニティーをつなぐサービスを提供する新興企業Mozesと提携したことを発表した。
Mozesは、Sony BMG所属ミュージシャンに対して、テキストや音声のメッセージによるファンとのコミュニケーション手段を提供する。同社最高経営責任者(CEO)Dorrian Porter氏は、これはスパムではないと述べる。
Mozesがメッセージを送信するのは、同意を得た人に限定している、とPorter氏は語る。同氏は、ミュージシャンTeddy Geigerのファンならば、コンサート日程に関するテキストメッセージや次のリリースに関する音声メッセージをTeddy Geigerから受け取りたいと考えるだろうと述べる(Porter氏によると、Teddy Geigerはこのサービスを利用しているという)。
今回の提携により、Sony BMG所属アーティストは、テキストおよび音声メッセージをファンに送信でき、ファンも自分のメッセージを返信できる。また、他のファンが残したメッセージをチェックすることも可能だ。
ミュージシャン側は、コンサート中にテキストコードを教えることで、ファンにサービスを知らせることができる。ファンは、ミュージシャンにテキストメッセージを送信し、サービスを受けることに同意することができる。
Sony BMGにとって、これは、ターゲットとするコミュニティーにより直接訴求するためのマーケティング手法となる。Porter氏によると、Mozesは、大手小売業者やNBAのチームとも提携しているという。
Mozesは提携先にサービス費用を月額で請求するが、利用者は無料で利用できる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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