スウェーデンの美術学校生Erik Nordenankarさんは、自身が「世界で最も大きな線描画」と呼ぶ作品をオンラインで公開している。ただし、世界一周の方法を表した普通サイズの線描画と言った方が正確だろう。
そのためか、Erik Nordenankarさんのウェブサイトには、画像のすぐ上に「GPSで作った自画像」というある種の副題が付いている。
この作品は次のような手法で描かれた。「ブリーフケースがペン代わりだ。GPS装置を入れて世界一周に送り出し、その際にたどった道のりがこの線描画になった」
この作品について、ウェブサイトではあまり詳しく述べられていないが、運送業者のDHLが制作に協力してくれたことに対する謝意が記されている。
同氏は、ブリーフケースは3月17日にストックホルムから55日間世界一周の旅に出て、5月に入ってから出発点に戻ってきた。そして、その6大陸62カ国を巡る旅のGPS情報をコンピュータにダウンロードし、一筆書きの自画像を作ったのだと書いている。
ブリーフケースの旅は、2点間の最短経路は直線だということを知ってか知らずか、二重のループや渦巻きが少なからずある。
Nordenankar氏の描画の手法はこちらの動画を見てほしい。これは、同氏ウェブサイト上にある2つの動画のうちの1つである。同ウェブサイトにはまた、自画像のフルサイズ画像も掲載されている。
さて、これは冗談だろうか?これまでにウェブで収集した若干の証拠からすると、どうやら冗談ではなさそうだ。たとえば、ストックホルムにあるベックマンズデザイン学校のサイトには学生としてNordenankarさんに似た人物が掲載されており、その制作課題はほかならぬ「世界で最も大きな線描画」となっている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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