Warner Music Groupの広報担当者によると、合法PtoPサービスのQtraxはWarnerの出版部門であるWarner/Chappell Musicとライセンス契約を結んだという。今回の契約締結は、Qtraxが世界最大の音楽レーベルであるUniversal Music Groupと契約を結んだ1週間後に行われたものである。
Qtraxといえば、4大音楽レーベルすべてと契約を結んだとして2008年1月にサイトを立ち上げたものの、レーベル各社はそのような契約の存在をすぐに否定したという1件を覚えている読者もいることだろう。Qtraxはその後、レーベルとの交渉を根気よく続けていた。
しかし、Warner/Chappellと契約を結んだからといって、QtraxがWarner Musicの楽曲提供を開始できるということにはならない。楽曲のライセンスというものは複雑であり、オンラインミュージックストアは出版と音源の双方の権利を獲得する必要があるのだ。この場合、音源の権利はもちろん、Warner Musicが保有しており、同社の広報担当者は、こういった新興サービスにおいてそのような契約がいつ頃締結されることになるのか見当も付かないと述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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