NTTPCコミュニケーションズやインデックスなど11社の共同出資によって設立されたリガーズは4月22日、Flashを活用して本のようなインターフェースを持つデジタルブックが手軽に作れるサービス「stylelog」を公開した。
テンプレートを活用しながら画像やテキスト、動画を好きな位置に配置することで、写真集のようなデジタルブックを簡単に作れる。書籍のようにページをめくれたり、しおりを挟んだりできる。5月上旬には、作成したデジタルブックを実際に製本できるサービスも有料で提供する。
ユーザー間をつなぐソーシャルネットワーキング機能を備えており、ユーザー間でメッセージのやりとりなどが可能。また、ほかのユーザーと共同でページを作ることもできるため、結婚式や旅行の記念アルバムなどを複数のユーザーが参加して作れるという。
作品集や写真集などを作成したい個人だけでなく、商品カタログやレストランのメニュー作成など企業による利用も見込んでいる。
デジタルブックを作るには無料の会員登録が必要。1人あたり2Gバイトまでコンテンツを保存できる。
リガーズでは、ページの作成に利用できるフォントやデジタルコンテンツをstylelog上で販売するほか、このシステムを企業に提供することで収益を上げる考えだ。サービス開始から3年で200万会員の獲得を目指す。
リガーズは2008年2月創業。NTTPCコミュニケーションズが筆頭株主で、インデックス、CSK-IS、住友商事、テレビ神奈川、電通、東京海上日動火災保険、トッパン・フォームズ、ビックカメラ、フルハウス、ミロク情報サービスが出資している。リガーズはソーシャルメディアのプラットフォームを開発、提供することを目的に設立されており、今後は出資会社のサービスと連携しながら規模拡大を目指す方針だ。
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