ブログソフトウェア企業のSix Apartは、新しい「ソーシャルメディアサービス」戦略を発表した。この戦略には、ニューヨークの新しいサテライトオフィス、ソーシャルメディアのコンサルティングおよび開発を手がけるApperceptiveの買収、そして「ブロガーやあらゆる規模の企業に対して新しい広告、デザイン、実装、開発、サイト最適化サービスを提供する」新しいイニシアチブが関係している。
換言すると、Six Apartは単なるソフトウェアの提供を超えて、流行の最先端を行く人々の誰もが口にするような「Web 2.0」的なサービスに顧客が対応できるように支援するという、利幅の大きいビジネスに参入しようとしているということだ。
「TypePad」「Movable Type」「Vox」といったブログプラットフォームを運営しているSix Apartは過去2年にわたって開発とデザインのプロジェクトでApperceptiveと協力してきた。ただし買収の条件は公表されていない。
TechCrunchは米国時間4月19日、Six Apartは「重大な」買収を実施したと報じたが、買収相手の企業名までは特定できなかった。それほど興味をそそられる話ではないが、TechCrunchのMichael Arrington氏が買収相手の企業名を最初に当てた人には「iPod Shuffle」を無償で進呈すると発表してから、156番のコメントを付けた読者が見事に正解を出した。
Six Apartは今回の買収によって、顧客向けにソーシャルメディアアプリケーション(例えば「Facebook」プラットフォームのプレゼンス機能など)を開発していく予定だ。さらに、多くのトラフィックを集めているブロガーやコミュニティーサイトに対するプレミアム広告サービス、「ブログ最適化」コンサルティング、デザインと開発のサービス、「影響力のある大物ブロガー」向けのVIPサポートプログラムの提供を開始している。
広告業界の拠点であるニューヨークにあるSix Apartの新しいオフィスは、ニューメディア企業が軒を連ねているソーホー地区に位置している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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