またもや、ソーシャルネットワーク(SNS)アプリケーション開発プラットフォームに関する発表だ。Googleのコミュニティサイト「Orkut」がインドで、ユーザー向けにアプリケーションディレクトリを発表した。今後数週間で提供地域を拡大していくという。
インドはブラジルとともに、Orkutが人気を誇る地域だ。ブラジルにおけるOrkutは、米国におけるFacebookやMySpaceなどの大規模なSNSと同じ位置づけになっている。OrkutはGoogleの本社があるカリフォルニア州マウンテンビューで開発されているが、米国では人気を得られずにいる。一方で、ライバルのMySpaceはインド向けポータルを開始しようとしており、Orkutと競合することになりそうだ。
興味深いのは、少なくとも当分の間は、Orkutユーザーは1プロフィールにつきアプリケーション25件に限定されている点だ。この制限はずっと続くのか、Googleの担当者に問い合わせたが、現時点では連絡がついていない。
SNS開発者プラットフォームに関する発表は後を絶たない。Facebookの成功を受け、開発者アプリケーションは現実的に必須となったが、OrkutのニュースはGoogle傘下ということから注目を集めている。Orkutが土台とする「OpenSocial API」は、Googleが2007年に開始したものだ。
GoogleはOpenSocialの発表以来、OpenSocialの支配権を捨てるため、Yahoo、News CorpのMySpace、その他パートナーと共同で非営利団体を立ち上げ、こちらにプロジェクトを移管している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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