UPDATE 米Yahooは、写真共有サイト「Flickr」を拡張し、ビデオ共有を可能にする予定だ。
Flickrのビデオ共有機能は、米国時間4月8日に一般公開が予定されている。共有されるビデオは、90秒および150Mバイトに制限され、写真とともにサムネール形式で表示される。また、同サイトで写真の保存に使われる機能すべてが同様に使える予定なため、コメント、キャプション、ジオタグ、そして、友人や家族だけを視聴可能にするプライバシー制限の追加が可能となる、と同社では述べている。
今や(一眼レフを除く)デジタルカメラで静止画像だけでなく動画の録画も可能であるため、Yahooは動画を「ロングフォト」あるいは、動く写真と位置付けている、と同社の広報担当Terrell Karlsten Neilson氏は語る。Yahooは、前夜に放送されたテレビ番組のクリップ映像ではなく、ユーザーが撮影した「本物の」動画でサイトを盛り上げていく意向で、規約に反する投稿は取り締まっていくと予定だとFlickr担当プロダクトマネージャーのShanan Delp氏は付け加えた。
同社は、単に画像の収納庫としてだけでなく、同じ趣味や目的を持った仲間がコミュニティーを形成する手段ともなったFlickrの写真分野での成功をもう一度生み出したい意向だ。その一例がベータテスターたちの間で生まれそうだ。それは、fridgetと呼ばれる動画で、人(あるいは犬)が冷蔵庫を開けて中をのぞき込んだ時に、冷蔵庫の中からの視点で撮影された映像だ。
ビデオを公開できるのは、「プロ」アカウントを持つユーザーに限定されている。ただし、写真同様、無料のFlickrアカウントを持つユーザーや、さらに、アカウントを持っていない場合でも、ビデオの視聴は可能だ。同サイトは、AVI、MPEG、MOVフォーマットのビデオをサポートする。ビデオの再生にはFlashプレーヤーが使われるが、オリジナルも保存される。既存のアップロードツールも利用できるようになる予定だ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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