Microsoftは米国時間4月3日、ニューヨークでDigital Showcaseと呼ばれるイベントを開催した。その中で同社は、各企業の広告担当幹部らに対し、同社の広範なウェブプラットフォーム向けのオリジナルウェブ番組を製作する事業に乗り出すことを明らかにした。
MediaWeekによると、Microsoftは広告担当幹部らに対し、同社が出資する番組は、オンライン広告のサポートに最適だと語ったという。
これらの番組は、MSN、Xbox Live、MSNBC.comといったポータル上に配信される予定だ。当初、放送予定の番組としては、「50 Greatest」や「In Need of Repair」などがあげられている。
今回の動きは大変興味深い。なぜなら、インターネット番組が従来のテレビ番組に取って代わるのか、あるいは、少なくともテレビ番組のライバルになりうるかについて、関心が最近高まっているからだ。この関心は特に、ハリウッドの脚本家や構成作家によるストライキ中に高まりを見せた。その背景には、オリジナル番組が全米脚本家協会(WGA)の影響力の外で制作されることを映画会社が強く望んでいることがある。
ただ、果たしてMicrosoftのような企業が、ウェブ限定番組でいち早く成功できるのだろうか。恐らく、多くの人々がこの疑問の答えを知りたがっているはずだ。しかし、Microsoftなら成功しても不思議ではない。なぜなら、同社には投入できる資源が豊富にあるからだ。
さらに大きな疑問は、Microsoftが優れた脚本を選べるかどうかだろう。周知の通り、番組を成功させる唯一の方法は、内容の優れた番組を放送することだからだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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