Mozilla Foundationは米国時間4月2日、WindowsおよびMac OS向けにWebブラウザ「Firefox 3 Beta 5」をリリースした。オープンソースのウェブブラウザ新バージョンでは、使用感を向上させる上での改善点も含まれている。
Firefox 3 Beta 5では、安定性の向上、ウェブサイトの互換性、プラットホームやユーザーインターフェースの改善などを中心に、Beta 4からの750に上る変更点が、全体的に加えられた。
使いやすさという観点では、Beta 5は、Windows、Mac、Linuxとの統合が改善されている。Windowsアイコンに加え、ウェブフォームやブラウザのネイティブユーザーインターフェースウィジェットへの改善が、Beta 5で示されている。
一方、Appleユーザーは、ツールバーやアイコン、他のインターフェースアイテムの分野で、ネイティブのOS Xアプリケーションと同じようなルックアンドフィールが備わるなど、Beta 5での複数の強化点を見出せるだろう。Beta 5は、OS Xウィジェットの使用、ダウンロードの完了通知やアップデートにおける「Growl」のサポートなども提供している。また、ウェブページ間での切り換えを行うための、戻る/進むコントロールボタンの統合も追加された。
Linuxユーザーは、Firefoxでデフォルトのアイコン、ボタン、メニューで、ネイティブのGTKデザインが採用されていることに気づくだろう。
パフォーマンスに関しては、Beta 5では、JavaScriptエンジンとプロフィールベースの最適化に改良が加えられており、「Google Mail」や「Zoho Office」などのウェブアプリケーションの実行スピードが倍増したと、Mozillaは明らかにしている。
パーソナリゼーションも、Beta 5での主な改善点に含まれる。新たな変更により、ユーザーは、ブックマーク、タグ、ブラウジング履歴の複数ビューからの閲覧、整理、検索が可能となり、頻繁に実行する検索をスマートフォルダ内に保存できるようになった。
Firefox 3 Beta 5では数百点の変更が加えられたが、Beta 4で加えられた900に上る調整点よりは少ない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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