Appleは米国時間3月28日、「Safari」ブラウザをダウンロードしたWindowsユーザーに表示するライセンス使用許諾契約書のある条項を修正した。この条項は修正前にはソフトウェアの使用を1台の「Apple商標を付したコンピュータ(Apple-labeled computer)」に制限するものだった。
27日のWindows版Safariのソフトウェアライセンス使用許諾契約書では「1回につき1台のApple商標が付されたコンピュータにApple Softwareを1部インストールし、使用することができます」と書かれていた。
イタリアの法律ウェブサイトsettleB.ITのパブリッシャーが現地時間27日、「不適当なエンドユーザー契約書だ」としてこの間違いを英国の技術系新聞The Registerに連絡した。
Appleはその後、契約書の文言を「Windows PC」に修正した。
Appleは2007年6月にWindows版Safariをリリースし、Windowsユーザーにさらに多彩なウェブ体験を提供するようになっていた。
しかし、Appleは「iTunes」のアップデートサービスでWindows版Safariの使用を承認するチェックボックスを事前に選択した状態にしていることから、先週、ユーザーやMozilla(ライバルのブラウザ「Firefox」のメーカー)から厳しく批判された。
さらに27日には、Windows版Safariで2つの脆弱性が発見された。これらの脆弱性はセキュリティの専門家によって「きわめて重大」とランク付けされた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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