グラミー賞受賞のアーティストであり、新しい技術の取り入れに熱心なことでも知られているPeter Gabriel氏が、4月に予定している音楽検索サービス「The Filter」のローンチを支援するという。
The Filterで最高経営責任者(CEO)を務めるDavid Roberts氏とGabriel氏は、4月のサービス開始に向けて4月9日にサンフランシスコで報道陣向けの会合を開く予定だ。同社によると、開設予定のウェブサイトでは、音楽検索にとどまらない機能を提供するという。
「The Filter」は、ユーザーの趣向と無関係の素材をフィルタリングし、ユーザーの好みを反映したコンテンツを配信する。同社は同サービスを、英国で音楽検索サービスとしてスタートしているが、関係者によると4月にローンチするのはまったく異なるプラットフォームだという。この関係者はこれを、「オンラインディスカバリエクスペリエンス」と称している。
このサービスはユーザーが持つ既存デジタルライブラリに基づき、楽曲、動画、ニュースなどをレコメンデーション(推薦)する。Gabriel氏は4月のローンチが近づいた際に、「The Filter」の詳細を明らかにするという。
The Filterの幹部も、自分たちが構築したアルゴリズムはさまざまなエンターテインメントプラットフォームを横断的してレコメンデーションできると説明している。たとえば、映画監督のRidley Scott氏の映画「Blade Runner」が好きだとすれば、「The Filter」がこれに基づいた音楽をレコメンデーションしてくれるという。
Gabriel氏とEden Venturesは2007年8月、The Filterに500万ドルを投資した。8月にこれを報じた英国のThe Independentによると、Exabreが開発した「The Filter」は500万曲を識別できるという。
Gabriel氏はロックバンドGenesisの元メンバーで、最もよく知られているのはソロアルバムの「So」だろう。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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