コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)は3月24日、ファイル共有ソフト「Winny」を使用し電子住宅地図ソフトを権利者に無断で送信できる状態にしていた、兵庫県加古川市の地方公務員男性A(31歳)および福岡県春日市の会社員男性B(35歳)の2名を福岡県警生活経済課と筑紫野署が著作権法違反(公衆送信権侵害)の疑いで福岡地裁に書類送検したことを発表した。
男性Aは2008年1月、2回にわたり自宅のパソコンにおいてゼンリンが著作権を有する電子住宅地図ソフト「デジタウン福岡県北九州市八幡東区(2002誕生記念版)」ほか1種類のソフトウェアをファイル共有ソフト「Winny」を通じて、権利者に無断で不特定多数のインターネットユーザーに対して送信できるようにし、著作権(公衆送信権)を侵害した疑いが持たれている。
男性Bは2008年1月、自宅のパソコンにおいてゼンリンが著作権を有する電子住宅地図ソフト「デジタウン岩手県紫波町(2004年9月版)」をファイル共有ソフト「Winny」を通じて権利者に無断で不特定多数のインターネットユーザーに対して送信できるようにし、著作権(公衆送信権)を侵害した疑いが持たれている。
男性Aは「仕事で使いたいと思い、ダウンロードした」と供述しており、男性Bは「デジタウンを収集したかった」と供述しているという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」