高画質が売りの動画共有サイト「Stage6」が2月28日(米国時間)にサービスを閉鎖する。運営元のDivXがサイト上で明らかにした。動画のアップロード機能はすでに停止している。
DivXの担当者は「このニュースは多くのStage6利用者に衝撃を与え、がっかりさせるであろうことは分かっている」とした上で、理由を次のように述べた。「簡単に言えば、Stage6の運営を続けるには非常に費用がかかる。膨大な手間と資源が必要で、我々は運営を続けるに足る状況にはない」
DivXでは真に高品質な動画サービスが求められていると感じ、Stage6を開始した。その思いはネットユーザーの共感を呼び、Stage6はあっという間に人気を集めた。その成功は同社の予想をはるかに超えていた。成功しすぎたがゆえに、Stage6はDivXの手に負えない存在となってしまった。
このためDivXは2007年7月から、Stage6を続けるためのさまざまな方法を模索してきた。具体的にはStage6事業の売却やスピンアウトの可能性であり、閉鎖も視野に入っていた。
「我々はStage6を存続させるための方法を見つけるために、本当に努力した。最終的には(自分たちで運営することも売却することも)どちらも叶わず、その光を消し、サービスの運営を終了するというつらい決定をすることになった」
なお、動画の閲覧およびダウンロードは28日まで可能だ。
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