メディア大手Viacomのソーシャルネットワーキングサイト(SNS)「Flux」がGoogleのOpenSocial標準を正式にサポートする予定である。Fluxの開発者サイトは、OpenSocial標準の実装は「間もなく」だとしている。
依然、初期段階にあるFluxは、OpenSocial標準をサポートしていなかった数少ない著名SNSの1つだった。すでにMySpace.com、Bebo、LinkedInなど、ほぼすべてのSNSがOpenSocialのサポートを表明している(ただFacebookだけは、少なくとも現時点では、同社独自の開発者プラットフォームを使い続ける道を選んだ)。また、いくつかのSNSはすでに開発者を招いて、同標準の分析に乗り出している。Fluxに近い情報筋がCNET News.comに語ったところによると、ViacomがFluxによる対応を遅らせた理由は、リリースされた当初は同標準の安全性に確信が持てなかったためだという。
GoogleでOpenSocial担当エンジニアリングディレクターを務めるDavid Glazer氏は米国時間2月14日にCNET News.comのインタビューで、OpenSocialのAPI規格のバージョン0.6は、バージョン0.5から機能が大幅に改善されており、さらに2月6日にリリースされたバージョン0.7では追加のセキュリティアップグレードが含まれていると述べた。
ViacomがFluxを最初に発表したのは2007年9月のことだ。当時、同社はFluxをViacomが所有するサイトと外部のサイトの両方に、相互運用可能なソーシャルネットワーキング機能を追加するためのプラットフォームとして発表した。それ以来、Fluxは(Viacom傘下である)MTV Networksが運営する多くのサイトに徐々に導入されてきた。MTV Networksは、ポップカルチャーに影響を与え続けている企業として、デジタル時代との関わりを維持しようと努めている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス