Appleとの和解の下、同社製品のうわさを提供するウェブサイト「Think Secret」が閉鎖されることとなった。和解の詳しい内容は明らかになっていない。同サイトは米国時間12月19日深夜、今回の和解を伝える短いプレスリリースを掲載した。この中でThink Secretの発行者であるNick Ciarelli氏は、「友好的な和解にいたったことは喜ばしい。これからは大学での勉強に励み、より広範な報道を追求していきたい」と述べている。
Appleは2005年、統合ソフトウェア「iLife」の新しいバージョン、デスクトップコンピュータ「Mac mini」など発売間近のハードウェアおよびソフトウェアについて、同年のMacworld Expoで発表される前にこれらの製品に関する情報をリークしたとしてThink Secretを提訴した。
Think Secretには、電子フロンティア財団(EFF)とともに複数の弁護士が代理人を務めた。そして同サイトは3月、Appleの主張は米国憲法修正第1条に違反するものだとして裁判を終了に持ち込もうとしたが、うまくいかなかった。
今回のニュースは、「9to5Mac」「Mac Rumors」「AppleInsider」など、Appleに関するうわさを提供する主要なサイトにとって衝撃となるのは間違いない。これらのサイトは、Apple製品に関する最新情報および発売前あるいは発表前の同社製品に関するヒントやリークを積極的に掲載しているが、このことがThink Secretが騒動に巻き込まれる原因となった。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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