NTTレゾナントは12月20日、インターネットポータルサイト「goo」において、ブログやウェブサイトのアクセス履歴を取得・表示し、アクセス解析を行う「gooあしあと」の提供を開始した。
gooあしあとは、javaScriptタグを貼り付けることで利用できるブログパーツ「あしあとウィジェット」をブログやウェブサイトに設置することで利用できる。あしあとウィジェットを設置したブログやサイトでは、サイトに訪れたユーザー履歴を取得できるほか、アクセス解析が可能になる。利用は無料だが、goo IDの取得とgooあしあとのユーザー登録が必要だ。
あしあとウィジェットには、サイトへの訪問履歴やサイト内でアクセス数の多い「人気記事」をランキング表示するほか、簡易アンケートを設置できる「1票あしあと」機能を備える。さらに、ソーシャルブックマークサービス「gooブックマーク」に表示中のサイトを登録するボタンも用意する。なお、gooあしあとに未登録のユーザーやログインしていないユーザーの訪問履歴は「ゲスト」として表示される。そのほかに、サイト上のリンのクリックログを取得・表示することもできる。あしあとウィジェットは4種類のデザインを用意しており、色やサイズのカスタマイズが可能となっている。
また、アクセス解析機能ではgooあしあとを設置したサイトのページ閲覧数や訪問者数、訪問回数、訪問頻度、検索キーワード、アクセス元、人気記事ランキング、クリックログの取得が可能で、一部の項目についてはgooあしあとユーザーに限定した解析にも対応する。
さらに、解析した情報の一部は「公開あしあとページ」として全体に公開されるため、どんなユーザーがブログやサイトを閲覧しているのか、どの記事の人気が高いのかといったことが確認できる。
gooあしあとのアカウントはNTTレゾナントが提供するソーシャルネットワーキングサービス(SNS)「gooホーム」と連動しているため、gooホームで公開している画像アイコンやニックネーム、友達リスト、参加コミュニティといった情報も公開あしあとページで確認できるようになる。
10月にサービスを開始したgooホームだが、NTTレゾナントポータル事業本部メディア事業部担当課長の上床昭人氏によると、現状ユーザー数は増えているものの、gooブログのユーザーに集中しているというという問題があるという。同社では、ブログサービスを問わずに利用できるgooあしあとを提供することで、gooブログユーザー以外にも広くgooホームの認知度を高めて、gooホームの利用拡大につなげたい考え。
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