Mozillaユーザーは、Windows、Mac OS、Linux版「Firefox 3 beta 2」をダウンロードできるようになった。
新しいバージョンではbeta 1からさまざまな改良がなされている。中でも注目はメモリリークのバグ対応、セキュリティフィックス、そしてbeta 1ではプラグインを必要とした機能がダウンロードマネージャに組み込まれた点だ。
セキュリティ強化について、Firefox開発者用サイトでは、beta 2では「クロスサイトJavaScript Object Notation(JSON)データリークからの保護、実効のトップレベルドメインサービスを用いたサイトコンテンツに対するより厳格な制限、サイトの身元確認および安全性の向上、マルウェアからの保護、より詳細なSSLエラーページ、ダウンロードマネージャへのアンチウイルス機能の追加、そして安全性の低いプラグインのバージョンチェック」といった機能を新たに追加した、としている。
ダウンロードマネージャへのアップデートは評価でき、より簡単にパーシングができるようになっている。一度中断したダウンロードを再開する機能も加わり、後述するようにウイルスチェック機能も組み込まれている。
さらに、ウェブページの一部を拡大表示できるようになり、ブックマーク、ロケーションバーおよびブックマークフォルダの一体化もさらに進んでいる。ワンクリックでブックマークを追加でき、ブックマーク用スマートフォルダが追加された。ロケーションバーを使って、ブックマークおよび閲覧したページタイトルやURLをチェックすることも可能だ。
また、Firefox開発者たちは、ウェブサイトのレンダリングがbeta 1に比べて高速になったとしているが、実際に使用してみたところ筆者には違いが感じられなかった。だが、Firefox 2と比べると確実に速くなっている。
現在インストールしているFirefox 2に不具合が発生するのが不安だがbeta 2を使ってみたいというユーザーには、ポータブルバージョンのインストールをお勧めする。Firefox 2とFirefox3 beta portableをいっしょに利用することはできないが、現在の設定に影響すること無く使用できる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」