イラストが描ける人、作詞作曲ができる人、それぞれの才能が集まることで、新しいコンテンツが生まれる――そんな協業の場を「初音ミク」の開発元、クリプトン・フューチャー・メディアが用意した。「様々な分野のクリエイターが力を発揮する機会を提供することで、ピアプロダクションを加速し、CGMカルチャーを育てていきたい」と同社は狙いを語る。
クリプトンは12月3日、クリエイターのためのソーシャルネットワーキングサービス(SNS)「ピアプロ」のベータ版を公開した。自分で作曲した楽曲やイラストを投稿したり、ほかのクリエイターが投稿した素材を使って新たな作品を作ったりできる。ただしコンテンツの複製、頒布は非営利目的、かつクリエイターが指定したライセンスの下で行われる。
3日時点で投稿できるコンテンツは、クリプトンのキャラクター・ボーカル・シリーズ「初音ミク」などのキャラクターに限る。クリプトンではキャラクター・ボーカル・シリーズの画像素材をモチーフとした二次創作物について、営利目的ではない範囲で自ら制作した場合は、配布等の制限をしていない(ただしゲーム作品を含むプログラム、立体物、衣装は除く)。
ニコニコ動画などでは複数のクリエイターによる作品の組み合わせにより人気コンテンツが生まれており、こういった現象を加速したい考えのようだ。
投稿できる楽曲の形式はMP3、イラストの形式はJPEG、GIF、PNGとなる。クリエイターは投稿時に、作品の改変を許可するか、また原作者名を明記するかどうかを選べる。
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