The Wall Street Journalが米国時間11月26日朝、匿名の情報筋からの情報として伝えた記事によると、噂が広まっているGoogleのオンラインストレージサービスは、数カ月後に利用可能になるはずだという。
このサービスにより、ユーザーは、Googleのサーバに各種データを保存したり、インターネットに接続した複数のコンピュータからデータにアクセスしたりできるようになると見られる。報道によれば、ストレージの正確な容量は不明だが、一定量までは無料で、それ以上は有料で提供されるという。
Googleの広報担当者に記事についてのコメントを求めたが、折り返しの電話はなかった。The Wall Street Journalが接触したGoogleの広報担当者は、具体的な計画についてはコメントを避けたが、「一般ユーザーやビジネスユーザーの生活にウェブ(アプリケーション)を簡単に適応させるために、ストレージは重要な要素になる」と述べた。
今回のニュースは新しい情報に乏しく、驚くほどのものではないのは確かだ。Googleのホスティング型ストレージサービス、通称「Gdrive」の噂は、1年以上前から流れている。
報道が事実なら、生産性アプリケーションでデスクトップ市場を支配するMicrosoftとの競争が激化するだろう。Googleは、Microsoftと競合する電子メール、文書作成、表計算、スケジュール管理などのホスティング型プログラムを既にリリースしている。Googleのオンラインサービスは、一般ユーザーからの関心を集めているが、セキュリティ面や機能面での理由から、企業における本格的な導入にはいまだ至っていない。
Microsoftは、独自のホスティング型ストレージサービスを提供している。2007年夏にはサービス名を「Windows Live SkyDrive」に変更し、無料オンラインツール「Office Live Workspace」の準備も進めている。Office Live Workspaceでは、「Office」ドキュメントをオンラインで閲覧、共有、保存できるが、編集はできない。
Googleの幹部は、「クラウドコンピューティング」のどこからでもデータにアクセスできるデジタル世界を信奉している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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