1年半ほど経った頃、Williams氏は直感で「これはうまくいかない」と思って事業をたたむ。「お金がなくなってもやりつづけるべきと感じたBloggerとはまったく逆の直感だった」。
実はTwitterは、このODEOの事業の中から生まれた。当時はODEOがうまくいかなかったので、いろいろなことを試していた。、Twitterもその1つだ。
「ODEOの2つ目の製品として出すこともできたが、ODEOについて考えるのにうんざりしていた」(Williams氏)
O'Reillyは「そうして多くの失敗を重ねながらも、あなたはTwitterで小さく再スタートし、今では多額の投資を受けるまでになれたんですね」と話を結んだ。
セッションはその後、Twitterの機能の紹介や発展、そして今後についての話題となった。
O'Reilly氏が「Twitterには今のところビジネスモデルがない」と指摘すると、Williams氏は「今、ちょうど考えているところだが『リアルタイムのコミュニケーション』という部分に焦点を絞っているサービスなので、そこを生かしたビジネスができるだろうと抱負を述べた。
具体的には、宣伝目的の商用目的を許して、そこから料金を徴収するモデルだ。既に今でも家電の安売り情報をリアルタイムでで流すサービスが注目を集めている。
Twitterのトラフィックの20%が日本からのトラフィックであるとことについて、Williams氏はTwitterは英語だけのサービスではあるが、公開しているAPIでつくられたたくさんの日本語インターフェースソフトに助けられたと語り、今後、Twitterサイトそのものでも、少しずつ日本語対応を進めていきたいと述べた。
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