11月8日、ついにマイクロソフトが「Windows Live」の正式運用を開始した。日本で提供されるWindows Liveサービスの一覧はこちら。すべて無料で利用できる。また同日より、従来の「@hotmail.co.jp」に加え、「@live.jp」ドメインによるWindows Live IDの新規登録も受け付けた。
Windows Liveの正式版提供を発表するにあたっては、Microsoft 最高経営責任者のSteve Ballmer氏が来日。同社の提唱する“Software+Services”というキーワードについて改めて説明するとともに、あらゆる分野で競合となるGoogleの最新の動きについても見解を示した。発表会の最後に設けられた質疑応答の半分がGoogleに関する質問で占められたためだ。
Googleが提供するアプリケーション群「Google Pack」はWindows Liveと競合すると見られる。また同社が先日発表したモバイルプラットフォーム「Android」は将来Windows Mobileのライバルになるかもしれない。だが、MicrosoftのCEOはGoogleをそれほど脅威には感じていないようだ。
Windows LiveがGoogleに勝っている点を聞かれたBallmer氏は、「現在Windows Liveに含まれるサービスでは、Googleが先行しているとは言えない。Microsoftの方が多くのユーザーを保有しており、世界でもMicrosoftとYahooが多くのユーザーを抱えている。もちろん検索はGoogleが先を行っているが、Windows Liveの機能を拡張し、我々のプレゼンスも向上したと考えている」
Androidについては次のように述べた。「もちろんGoogleは努力している。だが、まだ紙の上での話に過ぎないため、評価するのは難しい。我々はWindows Mobileで150以上のパートナー契約と、2000万のライセンスを行ってきた。これはスマートフォンシステムにおいては素晴らしい数字だ。Googleのプレスリリースは見たが、我々にはすでに製品がある」。
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