Skypeがビデオ通話の画質を強化する。だが、これはLogitechの最新のウェブカメラ3機種に限定される。
Skypeでは、今回の強化を「HQ(High Quality)」対応としている。これまでのSkypeビデオ通話では、通常のフレームレートは15fps(Frame Per Second)、解像度はQVGA (320×240ピクセル)だったが、最新のウェブカメラでは30fps/VGA(640×480)を実現する。
今回のビデオ通話の強化は、Skypeと周辺機器メーカーLogitechの2社の開発チームが協業した結果となる。この強化が利用できるのは、Skypeがまもなくリリースする最新版「Skype 3.6」のみで、Logitechの「QuickCam Pro 9000」「QuickCam Pro for Notebooks」「QuickCam Orbit AF」の3機種が対象となる。これらウェブカメラはCarl Zeissレンズを搭載し、高速オートフォーカス機能を持つ。
ユーザーはこのほか、デュアルコアマシンとブロードバンド接続も必要だ。
Skypeのハードウェアサービストップ、Gareth O'Loughlin氏は10月31日、「HQは、ビデオ通話の次世代業界標準となると信じている」と述べた。O'Loughlin氏は、HQは、Cisco Systemsの「TelePresence」、Lifesizeの「Express」など高価でエンタープライズ主導のライバル製品がサポートするHD(High Definition)機能に匹敵するものではないことを認めながらも、Skypeの場合、「専用ルームに設置する1万ポンドもする高価な機器を必要としない」点を強調した。
O'Loughlin氏は、「われわれは、他社が別の分野でやっていることには影響されない」と付け加えながら、小規模企業ユーザーでも最新のLogitechのウェブカメラを全ユーザーに供給できるだろうと述べた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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