Googleは、運送用コンテナにデータセンター一式を格納するというアイデアを特許化した。
この概念は、災害復旧時など、一時的な移動型データセンターを設置しなければならない場合に特に有効である。移動型データセンターは、トラックで輸送可能で、迅速に組み立てることができ、電源と冷却システムを搭載する。
Googleはこの2年間、この概念に関して実験してきた。今週初めに承認された同社の特許は、「ラックマウント型またはシェルフマウント型のコンピューティングシステムでの利用に適したモジュラーコンポーネント搭載のモジュラーデータセンター」に関するものである。
同特許は、かなり汎用的で、ISO国際標準規格に準拠するコンテナと準拠しないコンテナの両方に適用される。
技術コラムニストであるRobert X Cringley氏によると、Googleがデータセンターを運送用コンテナに組み込むアイデアを議論し始めたのは2年前のことだというが、そのアイデアはそれ以前から存在していたと同氏は指摘する。
2003年、Bruce Baumgart氏とMatt Laue氏は、「Petabyte Box for Internet Archive」という記事を執筆している。同記事では、標準的なコンテナ内で動作するコンピュータシステムの提案について、写真を用いて概説している。
しかしより最近では2007年5月、Sunが運送用コンテナに独自のハードウェアを搭載してツアーを行い、顧客らにその概念をデモしていた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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