YouTubeがgeotag(ジオタグ)付きビデオを視聴できるマップ機能を提供するのを待っていたならば、その機能は米国時間10月11日、新しい「Google Earth」レイヤーという形でリリースされた。同レイヤーを有効にすると、地図上のどこでもビデオがポップアップし、そのサムネイルをクリックすればYouTube上のページでそのビデオが再生される。PCユーザーならば、ビデオがアプリケーション内で再生されるため、MacやLinuxユーザーよりもやや使い勝手がよい。
Google Earthの他のレイヤーと同様に、ビデオを視聴する前にこの機能をオンにしなければならない。「featured content」セクションで設定できる。この機能をオンにすると、各ビデオは小さなYouTubeロゴとして表示され、それをクリックすれば、ビデオサムネイルプレビュー、視聴回数、コミュニティ評価などの詳細情報が表示される。
ビデオを投稿したことのあるYouTubeユーザーならば、geotag機能は以前からずっとあったわけではないことに気がついたかもしれない。同オプションは、2007年6月中旬にソフトローンチされたが、今回のリリースまでは実際にはそれを使用しても何も起こらなかった。うれしいことに、アップロードしたクリップの「date and map options」設定により、自分の古いビデオに地図上の位置を加えることができる。便利な検索ボックスもあり、都市や道路の住所を調べ、地図上に表示することができる。
Googleが、同サービスに投稿されたすべてのgeotag付きビデオを紹介しているのかどうかは明らかでないが、現時点でもかなりの数のビデオが提供されている。1つのアイコンをクリックすると、複数のビデオが現れ、そのうちのどれを視聴するかを選択できるものもある。Flickrが提供するgeomap付き写真のように、YouTubeにも(しゃれた3D効果やアプリケーションの必要なく)同様の機能が提供されればよいと筆者は思う。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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