GMOインターネットが運営する、ICANN公認ドメイン登録サービス「お名前.com」は10月10日、商標権者・登記済組織を対象とした、「.asia」ドメインの優先登録申請の受付を開始した。
.asiaドメインは、アジア太平洋地域向けに新しく割り当てられた、スポンサー付トップレベルドメイン(sTLD)。「ASIA」という言葉の認知度から、グローバルブランドとして企業価値・ブランド価値を高める効果が期待できるという。
今回の.asiaドメインの事前登録申請では、管理機関(レジストリ)により、「サンライズ期間」が導入されている。
サンライズ期間とは、商標権などの権利を保護するために、早い者勝ちとなる一般登録に先立ち、権利の保有者に対してドメインの登録を優先的に認めるもので、政府機関向けの「サンライズ1」、商標権者・登記済組織向けの「サンライズ2」、会社名・組織名の権利者向け「サンライズ3」の3つのフェーズに区分されている。また、サンライズ2については対象者、登録要件などの違いによって「2a」「2b」「2c」に細分化されている。
各フェーズには、高い順に1、2a、2b、2c、3と優劣関係があり、上位のフェーズで登録が決定したドメイン名は、下位のフェーズでは登録申請することができない仕組みになっている。
また、サンライズ期間中、同一フェーズにおいてはすべてのドメイン名登録申請が同時に申請されたものとみなされ、同一の文字列に登録申請が複数行われた場合は、フェーズ終了後、オークションで登録者を決定する。
今回開始するフェーズはサンライズ2aで、2004年3月16日までに出願済みの商標保有者を対象に、10日から31日まで、商標名と一致する文字列のドメイン名登録申請を受け付ける。
登録申請料金は、申請が9800円、再申請が1万9800円。登録料金は、2年が8800円、3年1万2800円、5年2万400円、10年3万7600円となっている。
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