「Creep」「Bullet Proof」「Paranoid Android」などのヒット曲で知られるバンドRadioheadは米国時間9月30日午後、最新アルバム「In Rainbows」をファンが好きな料金を支払ってダウンロードできるようにするとウェブサイトで発表した。
デジタル版に加えてIn Rainbowsは、アートワーク付き2枚組み12インチLPと2枚組みのCDが、カスタマイズジャケットに入って約80ドルで提供される。ウェブサイトによると、商品は12月3日に出荷予定という。
デジタル版は10月10日リリースの予定だが、10月1日よりウェブサイトにて事前予約受付を開始している。
著名アーティストがレコードレーベルの協力なしでアルバムをプロモーション、配信しようとするのは初めてとなるため、Radioheadの動きは大きな意味を持つ。RadioheadはEMIとの契約を2003年で終了している。
アルバムがそれなりに売れた場合、中間業者であるレコード会社を切って独立したいと思っている他のアーティストにとって励みとなるだろう。インターネットにより音楽レーベルは時代遅れになったと見ているデジタル音楽ファンは多い。ミュージシャンはウェブで自分のアルバムを配信し、プロモーションできるというのが彼らの主張だ。
2007年夏には、Princeが最新アルバム「Planet Earth」を英国の新聞「The Mail」を購入した人に無料配布するという試みを行っている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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